障害別就労情報 / 身体障害

身体障害がある方の仕事探し——考えておきたい視点と活用できる支援

おのざる(mimemime)2026年6月読了目安:15〜20分
自分のペースで歩む人のイメージ、障がいと就労

目次

  1. 身体障害者の就労——現状と課題
  2. 利用できる支援機関・サービス
  3. 「今の自分の状態」を整理してから動く
  4. 障害者雇用か一般就労か——判断のポイント
「車椅子を使っているが、フルタイムで働きたい」「義手・義足があり、仕事探しをどこから始めればいいか分からない」「身体的な制限があっても長く続けられる仕事がしたい」——身体障害のある方の仕事探しには、職場環境のバリアフリー・体力的な配慮・通勤手段など、考えるべき視点が複数あります。この記事では、身体障害のある方の就労における基本的な視点と活用できる支援を整理します。

身体障害者の就労——現状と課題

身体障害のある方の就労においては、職場環境(バリアフリー設備・トイレ・段差など)、業務内容(立ち仕事・重い物を持つ作業など体力的な負担)、通勤手段(公共交通機関のアクセス・自家用車通勤の可否)、医療・リハビリとの両立、などが具体的な課題になることが多いです。

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障害の特性に悩む人のイメージ
障害の特性に悩む人のイメージ

一方で、身体障害のある方の就労率は精神障害・知的障害と比較して高い傾向があります(2026年時点の障害者雇用状況に関する公表データより)。これは、身体的な配慮(バリアフリー・座り仕事)が比較的対応しやすく、業務能力自体に影響しない場合が多いためです。ただし、個人の状態・障害の種類・程度によって大きく異なります。

身体障害のある方の仕事探し——考えるポイント 職場環境 バリアフリー 段差・トイレ エレベーター 設備の確認 業務内容 座り仕事中心か 体力的な負担 長時間立ち仕事 の有無 通勤手段 公共交通の アクセス 自家用車可否 在宅勤務の 可否 医療との両立 通院頻度 リハビリの 時間確保 体調管理
4つの視点を整理してから仕事を探すことで、ミスマッチを減らせる

利用できる支援機関・サービス

身体障害のある方が就労に向けて活用できる主な支援機関は以下の通りです(2026年時点)。

「今の自分の状態」を整理してから動く

仕事探しを始める前に、「今の自分の状態で何ができて何が難しいか」を明確にしておくことが、就職後のミスマッチを防ぐために重要です。主治医やリハビリ担当者に「就労に向けた制限・配慮事項」を確認しておくと、就職活動での説明がスムーズになります。

「事故で車椅子になって、仕事に戻れる気がしなかった。でも職業センターに相談したら、自分のスキルを活かせる在宅ワーク系の仕事を一緒に探してくれた。諦めなくてよかった。」

30代・男性(脊髄損傷)

障害者雇用か一般就労か——判断のポイント

身体障害のある方の場合、障害者雇用(オープン就労)と一般就労(クローズ)のどちらを選ぶかは、「配慮の必要性の程度」「業務能力のレベル」「プライバシーへの考え」などで判断します。業務能力に問題がなく、環境配慮(バリアフリーのみ)で対応できる場合は一般就労を選ぶ方も多くいます。一方、体力的な制限が大きい・通院が多い・就労時間の短縮が必要な場合は障害者雇用の方が配慮を受けやすいことがあります。

「働きたい」という思いを一緒に形にしましょう。一人で抱えなくていいです。

よくある質問

Q. 身体障害者手帳がないと就職できませんか?
手帳がなくても就職できます。ただし障害者雇用枠の利用には手帳が必要な場合があります。
Q. バリアフリーの職場はどうやって探せばいいですか?
ハローワークや就労支援機関に相談するとバリアフリー対応の求人情報を提供してもらえることがあります。
Q. 在宅勤務は身体障害のある方に向いていますか?
通勤の負担が減る点でメリットがある場合があります。ただし孤立リスクへの対処も必要です。
Q. 就労とリハビリを両立するにはどうすればいいですか?
通院・リハビリの時間を配慮できる職場を選ぶこと、シフト調整の配慮を求めることが有効です。
Q. 身体障害での就労について最初に相談するのはどこですか?
ハローワークの専門援助部門または障害者就業・生活支援センターに相談することをお勧めします。

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おのざる(mimemime)
就労支援員として障がいのある方の「働く」に伴走してきた経験をもとに、一人ひとりに向き合う支援を届けています。