就労継続 / 転職・退職

辞めたいのに辞められない——その「足止め」の正体を整理する

おのざる(mimemime)2026年6月読了目安:15〜20分
デスクで考え込む人のイメージ、就労支援・求職活動

目次

  1. 「辞めたいのに辞められない」——何が足止めしているか
  2. 「消耗しているから判断できない」に気づく
  3. 「辞める前に」確認しておくこと
  4. 「また辞めた」という自己評価について
「この職場はもう限界かもしれない。でも辞めたら次がないかもしれない」「辞めたい気持ちはあるが、辞めると決断できない」——「辞めたいのに辞められない」という状態に長くいると、精神的にも身体的にも消耗します。この記事では、その「足止め」の正体を整理し、次の一歩を考えるための視点を提供します。

「辞めたいのに辞められない」——何が足止めしているか

「辞めたいのに辞められない」状態には、複数の「足止め」が混在していることがほとんどです。

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仕事のプレッシャーを感じる人のイメージ
仕事のプレッシャーを感じる人のイメージ

これらのうち、「今一番大きな足止めは何か」を明確にすることが、次の行動を考える出発点です。

「辞められない足止め」を分類する 経済的不安 次の見通し 罪悪感・失敗感 ← 出口(次の選択肢)
「辞められない」の正体を一つひとつ分解すると、対処できるものが見えてくる

「消耗しているから判断できない」に気づく

消耗が激しい状態のとき、「辞めるべきか続けるべきか」という判断そのものができなくなることがあります。「どちらでもいいや」「どうせ無理」「考えたくない」という状態は、判断力が落ちているサインです。このとき、「今すぐ決める必要はない。まず支援者に話す」というステップを取ることが有効です。支援者と話すことで「今の自分の状態」が少し整理され、判断ができる状態に近づくことがあります。

「辞める前に」確認しておくこと

「辞めたいと思ってから実際に辞めるまで2年かかった。でも一人で考えていたから2年かかった。支援員さんに話したら1ヶ月で動けた。一人で抱えていたのが一番の足止めだったと思う。」

30代・女性(ASD・うつ傾向)

「また辞めた」という自己評価について

障がいのある方の中には、「複数の職場を経験してきた」という方が多くいます。「また辞めた」という自己評価が強い場合、支援者と「これまでの就労経験から何を学んだか」を整理することで、「転職・退職の経験はダメな証拠ではなく、合う環境を探してきたプロセスだ」という視点に変えることができます。

「辞めたい」という気持ちは、あなたの限界が教えてくれているサインです。一緒に次の一歩を考えましょう。

よくある質問

Q. 仕事を辞めたい気持ちを支援者に話してもいいですか?
はい。就労継続が難しい状態も、支援者への重要な相談事項です。
Q. 退職後の生活費が不安です
失業給付・障害年金・就労移行支援の活用について、支援者と一緒に確認しましょう。
Q. 在職中から次の就職先を探した方がいいですか?
状況によります。体力的・精神的に余裕がある場合は在職中から動ける場合もあります。
Q. 「辞める」と決断できるタイミングはいつですか?
体調が限界に来る前に、支援者と一緒に見極めることをお勧めします。
Q. 辞めることを職場に言うのが怖いです
退職の伝え方・時期・方法は支援者と一緒に準備することができます。

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おのざる(mimemime)
就労支援員として障がいのある方の「働く」に伴走してきた経験をもとに、一人ひとりに向き合う支援を届けています。