制度 / 障害年金と就労

障害年金を受給しながら働く。収入と支給額の関係を整理する

おのざる(mimemime)2026年6月読了目安:15〜20分
毛布にくるまりマグカップを持つ男の子のイラストと共に「障害年金を受給しながら働く」というタイトルを示したアイキャッチ画像。左上には「制度/障害年金と就労」のオレンジ色のカテゴリータグが添えられている

目次

  1. 障害年金を受給しながら働くことはできる
  2. 障害年金と収入。「所得制限」について
  3. 更新時に「就労していることで等級が変わる」ことはある?
  4. 就労と年金の両立。不安な方へ
「障害年金をもらいながら就職しても大丈夫だろうか」「働き始めたら年金が止まるのではないか」。そんな不安から、就職の一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。この記事では、障害年金と就労の関係について、基本的な考え方を一緒に整理していきます。ただし、年金制度の細かい条件は個人の状況・受給している年金の種類によって異なりますので、必ず年金事務所や支援者に確認するようにしてください。

PR

パーソルダイバー 障害者転職エージェント

障害年金を受給しながら働くことはできる

原則として、障害年金を受給しながら就労することは可能です。「働いたら年金が止まる」という一律のルールはありません。ただし、障害の程度の審査(更新時)において、就労状況・収入額が参考情報として考慮されることがあります。

mimemimeのマスコットキャラクター「まめざる」のアイコン
「働いたら等級が下がるかも」と心配する方は多いのですが、厚生労働省・日本年金機構の統計では、更新時に等級が下がる割合は1%未満とされています。多くの方が、働きながらでも今の等級のまま更新を続けています。まめざる
生活費・支援制度について考える人
生活費・支援制度について考える人
※障害年金の種類(障害基礎年金・障害厚生年金・障害共済年金)、等級(1級・2級・3級)、更新時期などによって取り扱いが異なります。以下は一般的な傾向であり、必ず年金事務所・社会保険労務士・支援者に個別に確認してください(2026年時点の情報に基づきます)。
障害年金と就労のよくある疑問 Q. 就職したら年金が止まる? A. 一律に止まるわけではない。 ただし更新時に就労状況が参考になることがある。 Q. 収入が増えたら減額される? A. 障害年金には原則として 所得制限はないが、等級審査に影響することがある。 Q. 就職後も申請できる? A. 在職中でも申請可能。 初診日・保険料納付要件が重要。 Q. 誰に相談すればいい? A. 年金事務所・社会保険労務士・ 就労移行支援事業所の担当者。
個別の状況によって異なるため、必ず年金事務所・支援者に確認を

障害年金と収入。「所得制限」について

障害基礎年金(1・2級)には、原則として就労による所得制限はないとされています。ただし、20歳前障害による障害基礎年金には所得制限があります。また、障害厚生年金には、在職中に支給調整される「在職老齢年金」に準じた仕組みがある場合があります。細かい条件は年金の種類・状況によって異なるため、年金事務所での確認が必須です。

※2026年時点の情報です。年金制度は改正されることがあります。最新の情報は日本年金機構・年金事務所でご確認ください。

更新時に「就労していることで等級が変わる」ことはある?

障害年金は一定期間ごとに「更新審査(障害状態確認届)」があります。更新時には、障がいの程度が審査されますが、就労の状況(フルタイム就労・収入額など)が審査の参考情報になることがあります。ただし、就労しているだけで等級が下がるわけではなく、障がいの実態・症状の状態が総合的に判断されます。更新時には、主治医の診断書に「就労による負担・支援の必要性」が適切に記載されることが重要です。

相談の一コマ
相
相談者
来月、更新の診断書を書いてもらうんですが、働き始めたことを主治医に言ったら「もう大丈夫そうですね」って等級を下げられるんじゃないかと不安で、正直に話すのが怖いです。
ま
まめざる
その不安、よく分かります。ただ、働けているかどうかだけでなく、そのためにどれだけ体調を崩さないよう気をつけているか、疲れやすさが続いているかといった負担の面も、診断書には書いてもらえます。
相
相談者
隠さずに、しんどい部分も含めて伝えた方がいいということですか。
ま
まめざる
はい。就労の事実だけを切り取られるより、通院の間隔や体調の波、職場でどんな配慮を受けているかまで含めて主治医に伝えておくと、実態に近い診断書になりやすいと言われています。心配であれば、診察に同席できる支援者に一緒に伝え方を考えてもらうのもひとつの方法ですよ。

就労と年金の両立。不安な方へ

「年金がなくなると思ってずっと就職をためらってた。支援員さんに一緒に年金事務所に行ってもらって、実際には仕事しても大丈夫と分かった。知らないことで選択肢を狭めてた。」

30代・男性(統合失調症)
「知らないから不安」を「知って判断する」に変えましょう。支援者と一緒に確認できます。

よくある質問

Q. 障害年金を受けながら就職できますか?
原則として可能です。ただし年金の種類・状況によって異なるため、年金事務所に確認することをお勧めします。
Q. 働き始めたら年金が止まりますか?
一律に止まるわけではありません。個別の状況によって異なります。
Q. 更新時に就労していると等級が下がりますか?
就労しているだけで下がるわけではなく、障がいの実態が総合的に審査されます。主治医の診断書が重要です。
Q. 障害年金の申請を誰かに手伝ってもらえますか?
社会保険労務士・就労移行支援の担当者が手続きをサポートできる場合があります。
Q. 在職中でも障害年金を申請できますか?
申請可能です。初診日・保険料納付要件など条件があるため、年金事務所に確認してください。

関連記事

生活・こころ / 経済的困難
障害と生活の苦しさ——お金がなくて追い詰められているとき
就労支援 / 高齢・定年後
障害のある方の高齢化と就労——60代・70代の「働く」を考える
制度・お金 / 年金・生活保護
障害年金と老齢年金・生活保護——お金の制度を整理する
📌 転職エージェントごとの特徴を比べてから決めたい方は、障害者向け求人サイト比較ページもあわせてご覧ください。

PR

パーソルダイバー 障害者転職エージェント

あなたの「どうしよう」を聞かせてください

今の状態のまま、話しに来てください。

無料相談はこちら(オンライン可)
おのざる
おのざる(mimemime)
就労支援員として障がいのある方の「働く」に伴走してきた経験をもとに、一人ひとりに向き合う支援を届けています。