「いよいよ復職の日が来た——でも怖い」「最初の1週間が一番しんどいと聞いた」「うまく復帰できるか不安」——休職からの復帰は、心身ともに大きなエネルギーが必要な場面です。この記事では、休職明けの「最初の1週間」をどう過ごすか、心身の準備と具体的な対処について整理します。
復職直後に「しんどく」なるのは自然なこと
「復職してみたら思っていたよりしんどかった」という声は、多くの方から聞きます。これは、十分に回復していなかったということだけでなく、「休んでいた状態から働く状態への切り替え」が心身に負荷をかけるからです。体が職場のペースに戻るまでには時間がかかります。最初の1〜2週間は「慣らし期間」と捉え、無理なく過ごすことが重要です。
最初の1週間——「やりすぎない」ことが最重要
- 「元のペースで仕事を取り戻さなければ」というプレッシャーを手放す
- 初日は「職場に行く」だけで十分と考える
- 帰宅後は「何もしない」「早めに眠る」を優先する
- 1日の終わりに体調メモ(3段階評価など)を残す
- 週末は完全休養日と決め、仕事関連のことを考えない時間を作る
職場での「小さなSOS」を出せるようにする
復職直後は、「大丈夫です」と言い続けてしまいがちです。しかし、しんどいサインを早めに出すことが、長く続けるためには重要です。事前に「しんどくなったら誰に言うか」「どんな言葉で伝えるか」を決めておくと、いざというときに動きやすくなります。復職前に主治医・支援者と「復職後のSOS先と伝え方」を決めておくことをお勧めします。
「最初の3日間は毎日帰りの電車で泣いてた。でも4日目から少し慣れてきた。1週間乗り越えたら、なんとかなる感じがした。最初の1週間さえ越えれば、というのは本当だと思う。」
30代・女性(うつ病・休職6ヶ月後復職)
復職後の「再燃サイン」を知っておく
復職後に状態が悪化する場合もあります。以下のサインが続く場合は、主治医や支援者にすぐ相談することが重要です。
- 眠れない日が3日以上続く
- 食欲がなく体重が急激に変化している
- 出勤直前に強い身体症状(吐き気・動悸)が出る
- 「また休まなければ」という気持ちが強くなる
- 仕事中の集中力が休職前より明らかに落ちている
最初の1週間は「乗り越える」より「やり過ごす」感覚で大丈夫です。無理しないことが一番の復職成功策です。
よくある質問
Q. 復職初日が怖くて仕方ありません
その感覚はとても自然です。「職場に行くだけでいい」という気持ちで臨みましょう。支援者とも話しておくことをお勧めします。
Q. 復職後に体調が悪化したらどうすればいいですか?
すぐに主治医・支援者に連絡することが重要です。再び休養が必要な場合もあります。
Q. 復職前に準備しておくことはありますか?
主治医・産業医・支援者との復職プラン確認、SOS先の決定、生活リズムの調整などが有効です。
Q. 復職後にどれくらいで元のペースに戻れますか?
個人差が大きいです。1ヶ月〜3ヶ月を目安に、無理なく段階的に戻すことが推奨されます。
Q. 復職したが続けられるか不安です
その不安は多くの方が持っています。支援者と一緒に「続けるための工夫」を考えましょう。