メンタルヘルス / 休職・復職

休職明けに「最初の1週間」をどう乗り越えるか

おのざる(mimemime)2026年6月(2026年10月改訂)読了目安:20〜22分
毛布にくるまりマグカップを持つ男の子のイラストと共に「『今日は行けた』それだけで力尽きた初日」というタイトルを示したアイキャッチ画像。左上には「メンタルヘルス/休職・復職」のオレンジ色のカテゴリータグが添えられている

目次

  1. 「今日は行けた」それだけで力尽きた初日
  2. 最初の1週間は「やりすぎない」が最重要、60%から戻す考え方
  3. 職場での「小さなSOS」を出せるようにする
  4. 再燃サインと、使える制度・相談先
  5. 復職初日に行けなかった朝、復職後すぐ休んでしまったときの最初の24時間
  6. 家族・上司・同僚の方へ。復職してきた人に、最初の1週間どう接するか
「今日は会社に行けた」
復職初日、それだけで力尽きて、家に着いた瞬間に涙が出たという方に、就労移行支援の現場で何度も出会ってきた。復職前は「元のペースに早く戻さなければ」と思っていたはずなのに、実際にはただ椅子に座っているだけで精一杯だった。この記事では、休職明けの「最初の1週間」をどう過ごすか、心身の準備と具体的な対処を当事者の声をもとに整理する(2026年10月時点の情報です)。

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オフィスのガラス扉の前で、バッグの持ち手を強く握りしめ深呼吸をしている人物のイラスト
扉の前で、あと一歩が出ない。それでも、ここまで来られたこと自体が一つの到達点だ

「今日は行けた」それだけで力尽きた初日

mimemimeのマスコットキャラクター「まめざる」のアイコン
復職初日に「思ったよりしんどかった」って感じるのは、準備が足りなかったからじゃないよ。休んでいた体を、また働く体に切り替える作業そのものが、それくらい大きなことなんだ。まめざる

就労移行支援の現場で、復職を控えた方から必ずと言っていいほど聞く言葉がある。「元の自分に戻れるか不安です」というものだ。だが実際に復職した方の話を聞くと、多くの場合「戻れるかどうか」よりも先に、「思っていたより疲れる」という感覚に驚くことのほうが多いようだ。

元のペースに早く戻すことより、戻せる体を今日一日で少しずつ作ることのほうが先になる。

朝、いつもの時間に起きる。
電車に揺られる。
デスクに座って、パソコンを開く。

休職前なら何でもなかったはずのこの一連の動作が、復職初日にはひとつひとつ体力を使う作業になる。これは気合の問題ではなく、休んでいた期間の分だけ、体と心が「働くモード」から離れていたことの表れだとされている。

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復職直後の疲れ方や回復のペースには個人差があります。この記事の内容がそのまま当てはまるとは限らないため、体調に不安がある場合は自己判断せず主治医や支援者に相談することをお勧めします。

復職初日の一日は、こんなふうに過ぎていきやすい

具体的な場面で見てみる。朝6時半に起きて、久しぶりにオフィスに行く服に袖を通す。8時台の電車は、休職中の昼間の暮らしでは味わわなかった人の多さだ。9時に席に着くと、メールが何十通もたまっている。上司や同僚から「お帰りなさい」と声をかけられるたびに、笑顔で返さなければと気を張る。昼休みは誰かと食べるべきか、一人でいいのか迷う。17時に退社して家に着く頃には、まだ外が明るいのに頭が重く、夕食を作る力が残っていない。これが、復職初日に起こりやすい一日の流れだ。

押さえておきたいのは、疲れの正体が「仕事の難しさ」ではなく「刺激の量」にあることが多い点だ。通勤の人混み、周囲の話し声、挨拶や気遣い、パソコンの画面を見続ける時間。休職中は一日に受ける刺激が少なかった分、それが一気に戻ってくる。仕事の中身をほとんどこなしていなくても、帰宅後に動けなくなるのは自然なことだとされている。

だから、初日から3日目までは、家事の水準を意図的に下げておくと翌朝の体力が残りやすい。夕食は買ってきたもので済ませる、お風呂はシャワーだけにする、洗濯は週末にまとめる。「ちゃんとした生活に戻らなければ」という気持ちは、最初の1週間だけ脇に置いておいてよい。

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初日の夜のめやす:帰宅後30分は何もしない時間をとる/夕食は「作る」より「用意する」/21時台に布団に入る準備を始める/翌日の服と持ち物だけ前の晩にそろえておく。この4つだけで十分で、反省会や明日の仕事の予習は後回しでかまいません。

「最初の3日間は、毎日帰りの電車で泣いてました。仕事の内容自体はそんなに難しくなかったはずなのに、椅子に座って周りの声を聞いているだけでどっと疲れてしまって。4日目くらいから少しずつ慣れてきて、1週間乗り越えたら『なんとかなるかもしれない』という感じがしてきました。最初の1週間さえ越えれば、というのは自分の実感としても本当だったと思います。」

30代・女性(うつ病・休職6ヶ月後に復職)
相談者のアイコン
相談者
復職初日、定時までいられただけなのに、家に着いたら何もできなくなってしまって。これで大丈夫なのかすごく不安です。
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まめざる
それだけ疲れるくらい、久しぶりに体を仕事モードに戻したってことだよ。今日は「行けた」だけで十分すぎるくらい。
相談者のアイコン
相談者
そう言ってもらえると少し楽になります。でも、いつまでこんな状態が続くのか分からなくて怖いです。
まめざるのアイコン
まめざる
ずっとこの状態が続くわけじゃないよ。次の章で、最初の1週間をどう配分していくか、一緒に見ていこう。

最初の1週間は「やりすぎない」が最重要、60%から戻す考え方

復職直後にやりがちな失敗のひとつが、初日から100%の力で頑張ってしまうことだ。初日に無理をすると、2日目以降にその消耗のツケが回ってきて、かえって復帰のペースを崩してしまうという声がある。初日は60%、2〜3日目は80%、4日目以降で100%というように、段階を踏んで戻していく考え方が助けになる場合がある。

最初の1週間、体力配分の一例 初日 約60% 2〜3日目 約80% 4日目以降 約100% 安定期 100%維持 ※あくまで一例です。実際の配分は主治医・産業医と相談して決めてください
満タンを目指すのは初日じゃなくていい。少しずつ充電量を上げていけばいい

「60%」は、量だけでなく種類でも減らせる

60%というと「仕事の量を6割にする」と考えがちだが、疲れの原因は量だけではない。会議の数、電話対応、初対面の人との接触、締め切りのある業務など、「種類」を調整するだけでも消耗はかなり変わるとされている。たとえば最初の1週間は、慣れた業務を中心にして新規案件は持たない、会議は出席だけで発言は求められない、電話の取り次ぎは当面免除してもらう、残業はなしにする、といった形だ。「何を減らしてほしいか」を復職前に産業医面談や人事との話し合いで決めておくと、初日に慌てずにすむ。

復職後の勤務時間を段階的に戻す階段図。1週目は午前のみ約4時間、2週目は時短勤務で約6時間、3週目からフルタイムに近づける8時間という3段の例。制度は会社によって異なる
1週目は午前だけ、2週目は6時間、3週目から8時間。階段は一段ずつでいい

勤務時間の組み立て方の例

会社の制度によって異なるが、段階的な復帰の一例としては、最初の1〜2週間は半日勤務(4時間前後)や時短勤務(6時間)から始め、その後フルタイムに近づけていく形がある。たとえば「1週目は午前のみ、2週目は6時間、3週目から8時間」のような設計だ。時短や半日勤務の制度があるかどうかは会社の規定次第なので、復職日が決まったら早めに人事へ確認しておくと安心できる。制度がない場合でも、診断書や主治医の意見書をもとに相談できることがあるため、「うちはやっていない」と言われても、一度で諦めずに産業医や支援者に間に入ってもらう方法もある。

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復職の2週間くらい前から、起きる時間を出勤の日に合わせておくだけでも、初日の疲れ方がだいぶ違うと言う人が多いよ。通勤ルートを一度、昼間に歩いて試しておくのもおすすめ。まめざる

復職の2週間前から、少しずつ整えておくこと

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生活リズムを整えたり通勤の練習をしたりしながら段階的に復職準備を進める「リワークプログラム」という仕組みもあります。いきなり100%で戻ることに不安がある場合は、主治医や支援機関に利用できるか相談してみる方法もあるようです。

最初の1週間で意識したいこと

職場での「小さなSOS」を出せるようにする

復職直後は「大丈夫です」と言い続けてしまいがちだ。無理をしていることに、本人が一番気づきにくい時期でもある。しんどいサインを早めに出せるようにしておくことが、長く働き続けるためには重要だとされている。

事前に決めておくと動きやすくなること

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「大丈夫です」を言い続けるより、「今日はちょっとしんどいです」を先に言えるようにしておくほうが、結果的に長く働き続けられることが多いみたいだよ。まめざる

「復職して2週目、上司に『しんどい』って言うのがすごく怖かったんです。また休むと思われたらどうしようって。でも産業医面談で『我慢して悪化するより、早めに言ってほしい』って言われて、思い切って『今日は集中力が続かないです』って伝えたら、その日は簡単な作業に変えてもらえて。正直、拍子抜けするくらいあっさり対応してもらえました。」

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そのまま使える「小さなSOS」の一言

「しんどいと言うのが怖い」と感じるのは、言葉の選び方が分からないせいでもある。理由や病状を細かく説明する必要はなく、「今の状態」と「してほしいこと」を一つずつ伝えれば足りる。たとえば次のような言い方だ。

この種の一言は、病名や詳しい経緯を話さなくても伝えられる。相手に「何をしてあげればいいか」が伝わるので、上司や同僚にとっても動きやすい。「迷惑をかけるのでは」と感じるときほど、具体的に頼むほうが相手は対応しやすいという声がある。

復職後に上司へ伝える小さなSOSの言い換え例。「大丈夫です」「疲れました」の代わりに、今の状態とお願いを一つずつ添えた一言を並べた比較図
「大丈夫です」の代わりに、今の状態とお願いを一つずつ伝える

相手ごとの伝え方の目安

50人以上の事業場には産業医の選任義務があり、復職後の面談を通じて働き方を調整できる場合がある。産業医がいない職場でも、人事担当者や主治医を窓口にして同じような調整を相談できることが多いようだ。

再燃サインと、使える制度・相談先

復職後に状態が悪化することは珍しくないとされている。次のようなサインが重なって続く場合は、早めに主治医や支援者に相談することが助けになる。

復職後の再燃サインのチェックリスト。眠れない日が3日以上、食欲や体重の急な変化、出勤前の吐き気や動悸、「また休まなければ」という気持ち、集中力の低下が重なったら主治医や産業医へ早めに連絡する
サインが重なったら、次の診察を待たずに相談していい

「なんとなく」を見逃さないための、1日1行の記録

再燃のサインは、本人が気づく前に少しずつ積み重なることが多い。そこで役に立つのが、1日1行の簡単な記録だ。「睡眠(何時間/途中で起きたか)」「朝の気分(3段階)」「食事(とれた/少なめ)」「出勤前の身体の状態(問題なし/重い/強い症状あり)」の4つだけで十分で、スマホのメモに書けばよい。3日続けて悪い方向に傾いたときは、次の診察を待たずに主治医や産業医に連絡する目安にできる。診察の際にこの記録を見せると、短い診察時間でも状況が伝わりやすい。

傷病手当金という、休職中を支える制度

傷病手当金は、業務外の病気やケガで働けず給与が支払われない場合に支給される制度で、目安として給与の3分の2程度が最長1年6ヶ月受け取れるとされている。時短勤務やリハビリ出勤など、休職時と給与の扱いが異なる働き方に移る際は、手当の扱いが変わることがあるため、加入している健康保険組合や協会けんぽに確認しておくと安心だ。支給期間は、支給開始日から通算して1年6ヶ月とされており、途中で働いて手当が出なかった期間があっても、その分を後ろに延ばして数える通算の仕組みになっているとされる(2026年10月時点の情報であり、詳細は加入先の窓口で確認してほしい)。

相談できる窓口

復職初日に行けなかった朝、復職後すぐ休んでしまったときの最初の24時間

ここまでは「行けた人」の話を中心にしてきた。だが現実には、復職初日の朝に玄関で足が動かなかった、あるいは数日働いたあとに起き上がれなくなったという方もいる。そんなとき多くの方が最初に思うのは、「やっぱりもう無理なのかもしれない」ということだ。結論から言うと、行けなかったことは失敗ではなく、今の負荷が高すぎるという大事な情報だとされている。

場面を思い浮かべてほしい。朝7時、準備はできている。靴も履いた。けれど玄関のドアノブに手をかけると、動悸がして吐き気がする。時計は7時40分で、始業は9時。この「あと80分」の使い方で、その後が大きく変わる。

行けない朝の、最初の24時間でやること

復職初日に行けなかった朝の最初の24時間の時間軸図。始業前に窓口へ短く連絡、連絡のあとは横になる、午前中に主治医へ連絡、夜に1〜2行メモ、翌朝は状態を見てもう一度連絡という5つの流れ
行けなかった朝の24時間は、連絡・休む・相談・記録の順でいい

連絡の文面は、長くする必要はない。たとえば次のような短いもので足りる。
「おはようございます。本日、体調が整わず出勤できません。午前中に主治医へ連絡し、状況が分かり次第あらためてご連絡します。」
これだけで、相手には「何が起きていて、次にいつ連絡が来るか」が伝わる。

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連絡できたなら、それだけでその朝のいちばん大事なことはできてるよ。「行けなかった自分」を責める時間は、今日はお休みにしてね。まめざる

休んだあと、次の一手を考える

休んだ日の夜から翌日にかけて考えたいのは、「もう一度同じ形で行くか」ではなく「負荷を下げ直すか」だ。主治医に伝えるべきことは、何時に起きたか、どんな症状が出たか、前日までの様子の3つ。そのうえで、勤務を半日にする、週の出勤日数を減らす、リワークプログラムなど復職前の準備段階に戻るといった選択肢が出てくることがある。どれを選ぶかは本人だけで決めず、主治医、産業医、人事の3者で話し合う形が現実的だとされている。

また、復職後すぐに再び休むことになった場合、休職期間が前回の休職と通算される規定を置いている会社もある。休職の上限期間や、傷病手当金の扱いが変わることもあるため、就業規則や人事担当者への確認を早めにしておくと安心だ(会社の制度によって異なる)。不安なときは、休職の延長を会社に伝えるまでの体験や、復職4日目に起き上がれなかった朝の話も、気持ちの整理の参考になるかもしれない。

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強い不安や、「消えてしまいたい」といった気持ちが出ている場合は、様子見をせず、すぐ主治医か身近な人に連絡してください。夜間や休日に不安が強いときは、お住まいの地域の相談窓口(精神保健福祉センターなど)も利用できます。

家族・上司・同僚の方へ。復職してきた人に、最初の1週間どう接するか

この記事を読んでいるのは、復職する本人だけとは限らない。「家族が来週から会社に戻る」「部下が復職してくる」という立場の方にとっても、最初の1週間は迷いの多い時期だ。声をかけるべきか、そっとしておくべきか。答えは一つではないが、本人の側から見えている景色を知っておくと、動きやすくなる。

本人は、この時期「また迷惑をかけるかもしれない」「休んでいた分を取り戻さなければ」と強く思っていることが多い。そのため、善意の一言がプレッシャーになる場合がある。たとえば次のような言葉は、受け取る側にとって重くなりやすいとされている。

復職してきた人への声かけの言い換え図。「もう大丈夫なの?」は「今日はどうだった?無理しなくていいよ」、「頑張ってね」は「帰ってきてくれてうれしい。ゆっくりでいいよ」、「休んでた分、取り戻さないとね」は「まずは慣れることからでいいよ」
善意の一言も、少し言い換えるだけで本人の負担が軽くなる

家族ができること

帰宅した本人に、最初にかける言葉は「おかえり」だけで十分だ。「今日はどうだった?」と質問を重ねるより、本人が話したくなるまで待つほうが楽なこともある。食事は一緒に食べるが、会話は無理に作らない。週末は予定を詰め込まず、「何もしない日」を一緒に守る。家族自身もしんどくなりやすい時期なので、一人で抱えず、精神保健福祉センターや家族会など、家族向けの相談先を持っておくことも大切だとされている。

上司・同僚ができること

「腫れ物に触るような扱い」と「何もなかったような扱い」のどちらも、本人にとっては居心地が悪いことがある。ちょうどよい距離感は人によって違うので、迷ったら「どう接してもらうのがいちばん楽ですか」と本人に直接聞くのが近道だ。復職後の細かな連絡の取り方に悩んでいる場合は、復職前に会社から連絡がなくて不安だった体験や、時短勤務の診断書と人事の対応のずれの話も、本人側の気持ちを知る手がかりになる。

周りの人にできる最大のことは、「元に戻そう」とすることではなく、「戻るまでの時間を、一緒に待つこと」なのかもしれない。
復職後の体調の現れ方や、必要な配慮の内容には個人差があります。この記事の内容がそのまま当てはまるとは限らないため、実際の判断は主治医・支援者とよく相談しながら進めることをお勧めします(2026年10月時点の情報です)。
最初の1週間は「乗り越える」より「やり過ごす」くらいの感覚で大丈夫。100%を目指すのは、今日じゃなくていい。

よくある質問

Q. 復職初日が怖くて仕方ありません。
その感覚はとても自然だとされています。「今日は職場に行けた、それだけで十分」というくらいの基準で臨む方が、結果的に長く続けやすいという声があります。不安が強い場合は、事前に支援者や主治医と当日の過ごし方を話しておくと安心につながることがあります。
Q. 復職後に体調が悪化したら、どうすればいいですか。
眠れない日が続く、出勤前に強い身体症状が出るなどのサインが重なる場合は、早めに主治医や支援者に連絡することが助けになるとされています。再び休養が必要になる場合もありますが、それは失敗ではなく調整の一部だと捉える考え方もあります。
Q. 復職前にリワークプログラムは利用したほうがいいですか。
リワークプログラムは、生活リズムを整えたり通勤の練習をしたりしながら、段階的に復職の準備を進められる仕組みだとされています。すべての方に必須というわけではありませんが、いきなり100%で戻ることに不安がある場合は、主治医や支援機関に利用できるか相談してみる価値があるようです。
Q. 復職後、傷病手当金はどうなりますか。
傷病手当金は、給与が支払われない休業に対して支給される制度で、最長1年6ヶ月受け取れる場合があるとされています。時短勤務やリハビリ出勤など、給与の扱いが休職時と異なる働き方に移る際は、手当の扱いが変わることがあるため、加入している健康保険組合や協会けんぽに確認することをお勧めします(2026年10月時点の情報です)。
Q. 復職後にどれくらいで元のペースに戻れますか。
個人差が大きいとされていますが、1ヶ月から3ヶ月程度を目安に、無理なく段階的に戻していく方が多いという声があります。焦って早く元通りにしようとするより、体調の記録を取りながら少しずつ負荷を上げていく進め方が助けになる場合があります。
Q. 復職したけれど、続けられるか不安です。
その不安は、復職した多くの方が抱えるものだとされています。一人で抱え込まず、支援者や職場の担当者と「続けるための小さな工夫」を一緒に考えていく方法もあります。不安そのものをなくすことよりも、不安を抱えたまま相談できる先を持っておくことのほうが現実的かもしれません。
Q. 復職初日に行けなかったら、もう無理ということでしょうか。
初日に行けなかったことだけで「無理」と決める必要はないとされています。多くの場合、今の負荷が高すぎることを示す情報であり、勤務時間を短くする、準備段階に戻るなど、調整の選択肢が出てくることがあります。始業前に窓口へ短く連絡し、主治医に状況を伝えたうえで、次の進め方を相談してみてください。
Q. 家族が復職します。最初の1週間、どんな言葉をかければいいですか。
「おかえり」「ゆっくりでいいよ」のように、結果や成果を求めない短い言葉が負担になりにくいとされています。「もう大丈夫?」「頑張ってね」は、本人が無理をするきっかけになることがあるため、迷うときは「どう接してもらうのが楽か」を本人に聞いてみる方法もあります。
この記事のポイント 体調を 毎日メモする 60%から 段階的に戻す 小さなSOS先を 先に決めておく 使える制度を 確認しておく 1つずつ揃えていけば、無理のない復職の形になっていく
4つのピースは、一度に揃えなくていい

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