支援者との関係 / 制度活用

就労支援員との向き合い方。うまく使うために知っておきたいこと

おのざる(mimemime)2026年6月読了目安:15〜20分
制度・手続きを調べる人のイメージ、障害年金・手当

目次

  1. 就労支援員は何をしてくれる人か
  2. 「何を話せばいいか」の基本
  3. 「全部話さなくていい」という自由
  4. 合わないと感じたら「変えること」ができる
何をどこまで話せばいいのか分からない。いい人なのは伝わってくるけれど、頼りにしていいのか迷ってしまう。相談したら、自分の意思とは違う方向に決められてしまいそうで少し怖い。就労支援員との関係に、そんな戸惑いを抱えている方は少なくありません。この記事では、就労支援員とどう向き合えばいいのか、無理なく続けられる距離の取り方を一緒に整理していきます。

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manaby 就労移行支援 障がい者雇用

就労支援員は何をしてくれる人か

就労移行支援・就労継続支援・就労定着支援などに配置される就労支援員の役割は、「一緒に就労の課題を考え、仕事に就いて続けることをサポートする」ことです。就職先を「決めてくれる人」でも「管理してくれる人」でもなく、あなたの選択と行動を支える存在です。

転職の岐路に立つ人のイメージ、就労支援
転職の岐路に立つ人のイメージ、就労支援

支援員が行うことには、面接練習・職場見学の同行・書類作成の補助・職場との調整・就職後のフォローアップなどがあります。就労そのものを「代わりにやってくれる」わけではありませんが、一人ではできない準備や調整を一緒に進められる存在です。

「実習先が家から少し遠くなったタイミングで、なんとなく支援員さんからの連絡が減った気がしたことがあります。メールを送っても返事が数日来なくて、『後回しにされているのかな』と不安になりました。あとで思い切って聞いてみたら、他の利用者さんの対応が重なっていた時期だっただけで、他意はなかったと分かってほっとしました。」

30代・男性(発達障害・就労移行支援利用中)
就労支援員との関係。どんなサポートが受けられる? 就労支援員 一緒に あなた サポートの例 ・面接練習・自己PR作成のサポート ・職場見学・見学同行 ・応募書類の確認・添削 ・職場との調整(合理的配慮の申請など) ・就職後の体調変化のフォロー ・「話を聞いてもらう」こと自体
就労支援員は「決める人」でなく、一緒に考えて動いてくれる存在

「何を話せばいいか」の基本

支援員に何を話せばいいか分からない、という感覚はよく聞かれます。基本は「仕事に関係することで、気になっていること・困っていること」を話すことです。完全に整理されていなくても、「なんかモヤモヤしている」「これが不安」という状態そのままを話すことで、支援員が一緒に整理してくれます。「こんな些細なこと言っていいのか」「こんな気持ちは変なのか」と思う必要はありません。むしろ、些細に見えることが重要なヒントになることがよくあります。

mimemimeのマスコットキャラクター「まめざる」のアイコン
話す内容に「正解」はありません。うまく言葉にできなくても、「なんとなくモヤモヤする」とだけ伝えるところから始めて大丈夫です。些細に見えることほど、支援員さんが状況をつかむための大事な手がかりになることがあります。まめざる

「全部話さなくていい」という自由

支援員との関係で大切な前提の一つは、「全部を話す必要はない」ということです。プライベートなこと、家族のこと、過去のこと。話したくないことは話さなくていいです。仕事に関係することの中で、「今話したいこと・相談したいこと」から始めていい。信頼関係は時間をかけて作るものです。最初から何でも話せなくて当たり前です。

「最初は支援員さんに何を話せばいいか分からなくて、毎回どうしようって緊張してた。でも『今日は何かありますか?』って聞いてくれるから、なんとなく話せた。気づいたら何でも話せるようになってた。」

20代・女性(ASD・うつ傾向)

合わないと感じたら「変えること」ができる

支援員との相性は、正直なところ人それぞれです。「この支援員はなんか話しにくい」「一方的に進められている気がする」と感じた場合は、担当変更を申し出ることが可能なケースがほとんどです。担当変更は珍しいことではありませんし、合わないままで続けるより、早めに変更した方が双方にとってプラスになることが多いです。「変えてください」と直接言いにくい場合は、他のスタッフや管理者に相談するという方法もあります。

相談の一コマ
相
相談者
体調が崩れて涙が止まらなかった日に、それを支援員さんに話したら「今月の達成率はこうなので、来週はこうしましょう」って淡々と返されて。話を聞いてほしかっただけなのに、余計にしんどくなりました。
まめざるのアイコン
まめざる
それはつらかったですね。支援員さんにも、事実や計画を整理するのが得意なタイプと、気持ちに寄り添うのが得意なタイプがいます。どちらが悪いというより、噛み合わせの問題であることも多いんです。
相
相談者
でも、本人に「合わない」なんて面と向かって言えなくて…。
まめざるのアイコン
まめざる
直接言いにくいときは、事業所のサービス管理責任者や苦情受付の窓口に、事実だけを伝える方法もありますよ。「責めたいわけではなく、伝え方の相性が合わないと感じている」というくらいの伝え方でも十分です。
支援員との関係は「うまく使う」ためのもの。あなたが主役です。

よくある質問

Q. 支援員に何をどこまで話せばいいか分かりません
仕事に関係することで、気になっていること・困っていることを話せる範囲で話してください。全部話す必要はありません。
Q. 担当の支援員が合わない気がしています
担当変更は可能な場合がほとんどです。施設のスタッフか管理者に相談してみてください。
Q. 支援員に相談したら就職先を決められてしまいそうで怖い
支援員は就職先を決める立場にはありません。最終的な選択はあなたが行います。
Q. 支援員に弱みを見せていいのか不安です
支援員はあなたの弱みを知ることで、より適切なサポートができます。安心して話してください。
Q. mimemimeの支援員と話してみたいです
ぜひお気軽にどんな状態からでもご相談ください。まず話すだけでも大丈夫です。

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就労支援員として障がいのある方の「働く」に伴走してきた経験をもとに、一人ひとりに向き合う支援を届けています。