就職準備 / 働く前の土台

「働く」前に整えておきたい3つのこと——焦って動く前に

おのざる(mimemime)2026年6月読了目安:15〜20分
パソコンに向かい働く人のイメージ、障がい者雇用

目次

  1. 焦りが「早期離職」を生む
  2. 「どれくらいで整うか」の目安
  3. 「焦り」そのものに気づくために
「早く働かなければ」「もう動かないといけない」——焦りから先に動いてしまい、短期間で離職してしまった経験を持つ方は多くいます。この記事では、就職活動を始める前に「整えておくべき3つのこと」を整理します。

焦りが「早期離職」を生む

「早く就職しなければ」という焦りから、体調が十分に回復していない段階で就職活動を始め、内定を取ったものの3ヶ月以内に体調を崩して離職——これは、支援の現場で非常によく見られるパターンです。就職することは大切な目標ですが、「今の状態で就職することが最善か」を冷静に考えることが重要です。

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仕事の記録をつける人のイメージ
仕事の記録をつける人のイメージ
働く前に整えるべき3つの土台 ① 体調の安定 ・毎日同じ時間に起きられる ・外出・通勤練習ができている ・体調変化を自分で気づける ・服薬が安定している → 主治医と確認 (2〜3ヶ月の安定が目安) ② 自己理解 ・自分の特性・得意不得意を知る ・合う環境・合わない環境を言える ・必要な配慮を言語化できる ・得意なことで貢献できることを知る → 支援者と整理 ③ 相談先の確保 ・就職後に困ったら話せる人がいる ・主治医との定期通院が続いている ・就労定着支援の利用を計画している ・孤立しない仕組みがある → 就職前に設計
3つの土台が整ってから就職活動を始めることが、定着への近道

「どれくらいで整うか」の目安

体調の安定については、主治医が「就労可能」と判断できる状態が一つの目安です。一般的に、生活リズムが2〜3ヶ月安定していること・外出・通勤時間程度の活動ができていることが、就職活動開始の目安として挙げられることがあります。ただし、「整う」の基準は個人によって異なります。支援者・主治医と一緒に判断することが重要です。

「焦り」そのものに気づくために

「焦って内定を取って3週間で辞めた。もう一度やり直して、今度は6ヶ月かけて準備してから就職した。今は1年以上続いてる。急がば回れだと思う。」

30代・男性(うつ・ADHD)
急いで動いて3ヶ月で離職するより、準備して1年続ける方が、あなたの人生にとって価値があります。

よくある質問

Q. いつ就職活動を始めればいいですか?
主治医・支援者が「就労可能」と判断でき、生活リズムが安定してからが目安です。
Q. 体調が完全に回復しなければ就職できませんか?
完全な回復を目指すより、「就労しながら継続できる状態か」を主治医・支援者と確認することが重要です。
Q. 焦りを感じてしまいます
焦りがどこから来ているかを整理することが最初のステップです。支援者に話してみてください。
Q. 準備にどれくらいかかりますか?
個人差が大きいです。3ヶ月〜1年以上かかることもあります。焦らず土台を固めることが重要です。
Q. 準備中の生活費はどうすればいいですか?
障害年金・傷病手当金・各種福祉サービスなど活用できる制度があります。支援者と一緒に確認しましょう。

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おのざる(mimemime)
就労支援員として障がいのある方の「働く」に伴走してきた経験をもとに、一人ひとりに向き合う支援を届けています。