「なぜ働かなければならないのか」——この問いは、就労支援の現場でもよく出てきます。体が辛いのに、病気なのに、なぜ働かなければならないのか。この記事では、その問いを一緒に考えます。答えを押し付けるのではなく、あなた自身の「働く理由」を探る手助けをしたいと思っています。
「働くのは当たり前」という前提を疑う
「働くことは義務だ」「働かなければ価値がない」という考えは、特定の価値観から来ています。一方で、障がいのある方が「働く」ことを選ぶとき、そこには自分自身の動機や意味が必要です。「社会に言われているから」だけでは、長続きしない可能性があります。まず「なぜ自分は働くのか」を考える時間を持つことが、意外と重要な出発点になります。
「なぜ働くか」が見つからない状態も正常
「働く理由が分からない」という状態は、病気・療養・長期の休みを経験した後に多く見られます。これは「モチベーションが低い」「意欲がない」ということではなく、エネルギーが回復する過程で自然に出てくる状態です。「まだ分からない」を無理に解決しようとせず、「今、自分には何ができるか」という小さな視点から始めることが有効なことがあります。
「働く意味」を探す手がかり
- 過去に「これは楽しかった・やりがいがあった」と感じたことを書き出す
- 「仕事でなくてもいい、誰かの役に立てた経験」を振り返る
- 「どんな生活をしたいか」から逆算する
- 支援者と「自分が価値を感じること」を一緒に整理する
「正直、働く理由が分からなかった。でも就労移行で『自分が好きなこと・得意なこと』を整理していくうちに、なんとなく見えてきた。理由は就職してから出てくることもあった。」
30代・女性(うつ・長期療養後)
働く理由は「見つけてから動く」でなくても大丈夫。動きながら見つかることも多いです。
よくある質問
Q. 働く意味が分かりません
今その状態にある方は多くいます。「まだ分からない」を認めながら、小さな一歩から始めることが有効です。
Q. 働きたくないと思ってしまいます
その感覚は弱さではありません。体と心のサインかもしれません。支援者に話してみてください。
Q. 障がいがあっても自分らしい働き方はできますか?
環境・配慮・仕事内容の選択によって、自分らしい働き方を設計できる可能性があります。
Q. 働くモチベーションが全くありません
モチベーションは「上がってから動く」でなく、「動きながら上がる」こともあります。小さな体験から始めましょう。
Q. 働く意味を一緒に考えてもらえますか?
はい。mimemimeでは就労の意味・動機から一緒に整理することをお手伝いしています。