「障害があって就職活動をどう進めればいいか分からない」「どこに相談すれば使える支援があるか知りたい」——障害のある方の就職活動は、一般の就活とは異なる経路・準備が必要になることがあります。この記事では、就職活動の流れと実践的なポイントを整理します。
「障害者雇用」と「一般雇用」の違い
障害のある方の就職経路には大きく2つあります。「障害者雇用枠」と「一般雇用枠」です。障害者雇用枠は、障害者手帳を持っている方が対象で、合理的配慮が前提として整備されやすい環境です。一般雇用枠は手帳がなくても応募でき、障害をオープンにするかどうかも自由です。どちらが合うかは本人の状態・希望によって異なります。
就職活動の基本ステップ
- STEP1:自己理解——自分の特性・得意・苦手・必要な配慮を言語化する
- STEP2:支援機関との連携——就労移行支援・ハローワーク・民間エージェントへの相談
- STEP3:求人探し——条件(勤務時間・業種・配慮の有無)を整理して探す
- STEP4:応募・書類作成——履歴書・職務経歴書・応募書類の準備
- STEP5:面接対策——障害についての説明・配慮の伝え方の練習
- STEP6:内定・入社準備——配慮事項の確認・就労移行支援の定着支援へ
※各ステップにかかる時間は個人差があります。焦らず一歩ずつ進むことが大切です(2026年時点の情報に基づきます)。
使える支援機関・経路
就職活動は一人で進めなくていい。以下の支援機関を活用することができます。就労移行支援事業所では求人開拓・書類作成・面接練習・定着支援まで一連のサポートを受けられる場合があります。ハローワークの障害者専門窓口でも、専任の就職支援ナビゲーターが相談に乗ってくれます。
「就職活動を一人でやっていたとき、どの求人が自分に合っているか全然分からなかった。就労移行支援に入ってから、担当者が一緒に求人を探してくれて、面接練習もしてくれた。それで初めてちゃんと就職できた。」
30代・男性(発達障害・就労移行支援利用後に就職)
就職活動は「正解のある競争」ではなく、「自分に合う場所を探す旅」です。支援者と一緒に進めましょう。
よくある質問
Q. 障害者雇用枠で就職するにはどうすればいいですか?
まずハローワークの障害者専門窓口か就労移行支援に相談することがスタートです。手帳取得が必要な場合は医師に相談を。
Q. 一般雇用と障害者雇用、どちらがいいですか?
どちらが合うかは状態・希望によって異なります。支援者と一緒に整理することをお勧めします。
Q. 就職活動でどのくらいの期間がかかりますか?
個人差があります。就労移行支援を利用した場合、数ヶ月〜2年程度が多いですが、状態によって異なります。
Q. 面接で障害のことを話す必要がありますか?
障害者雇用枠の場合は基本的に開示が前提です。一般雇用枠では本人が判断できます。
Q. 就職後のサポートはありますか?
就労定着支援という制度があり、就職後最大3年半フォローを受けられる場合があります(2026年時点)。