制度活用 / キャリア形成

障害者雇用でキャリアアップはできるか——現実と可能性

mimemime 編集チーム2026年6月読了目安:15〜20分
ひとりで調べものをする人のイメージ、制度活用

この記事の目次

  1. 「障害者雇用=昇進なし」は本当か
  2. スキルアップのための具体的な方法
  3. 「今の職場でのキャリアアップ」が難しい場合
「障害者雇用で入ったら、ずっと同じ仕事で給与も上がらないのでは」「スキルアップやキャリアアップは諦めなければいけないのか」——こういった不安を持ちながら、障害者雇用を検討している方がいます。

「障害者雇用=昇進なし」は本当か

「障害者雇用枠はキャリアが止まる」というイメージを持つ方は多いですが、実際には企業によって大きな差があります。障害者雇用枠で入社した後、業績・スキル次第で昇進・昇給している事例もあります。一方で、特定の業務に固定されたままというケースも多く、企業・職種・本人の意思次第というのが現実です。

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制度申請のメモをとる人のイメージ
制度申請のメモをとる人のイメージ

「最初は軽作業しか任されていなかった。でも、Excelが得意なことを評価されて、徐々に集計・分析も担当するようになり、2年後には係長代行を任されるようになった」

40代・男性(身体障害)
障害者雇用でのキャリア形成パターン社内昇進型スキル・実績を積み同一企業内で段階的に役割拡大企業の理解が鍵転職による職域拡大現職でスキルを蓄積し次の職場でより広い役割を担う転職実績が武器にスキル特化型特定スキル(IT等)を深掘りして市場価値を高める資格・ポートフォリオが鍵
キャリア形成のルートは一つではない。「どう成長したいか」から逆算して考えよう

スキルアップのための具体的な方法

障害者雇用でキャリアを積むためのスキルアップ方法をいくつか整理します。社内での実績を積む:任された仕事を着実にこなし、信頼を蓄積する。資格取得:ITパスポート・簿記・MOSなど、就職に役立つ資格を取る(ハロートレーニングで無料受講できる場合あり)。専門スキル習得:プログラミング・デザイン・動画編集など、市場価値の高いスキルを磨く。

「今の職場でのキャリアアップ」が難しい場合

現在の職場では成長の機会が限られていると感じる場合、転職という選択肢があります。障害者雇用での転職を支援する民間エージェントもあります。重要なのは「現状に甘んじる」でも「無理して一般雇用に移る」でもなく、「自分が目指すキャリアに合った環境を探す」という視点です。

障害者雇用でのキャリアアップは、「本人の意欲」と「企業の理解」があれば十分に可能です。

よくある質問

Q. 障害者雇用で昇進・昇給はできますか?
企業による差が大きいですが、可能な企業もあります。スキルと実績の蓄積が重要です。
Q. 障害者雇用でスキルアップするにはどうすればいいですか?
資格取得・社内実績・専門スキル習得など、複数の方法があります。
Q. 障害者雇用での転職は可能ですか?
可能です。民間の障害者転職エージェントが転職をサポートしています。

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おのざる
おのざる(mimemime)
元介護福祉士。障がいのある方の「働く」に伴走する就労支援員。「答えを出すより、一緒に考える」が信条。