「先日、ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けた。正直、まだ気持ちが追いついていない」「診断名がついたことで、何かが解決した気もするし、何かが終わった気もする」——診断直後は、こういった複雑な感情と混乱の中にいることがほとんどです。
診断直後の「混乱」は自然なこと
ASDの診断を受けた直後、多くの方が以下のような気持ちを経験します。「ほっとした」:長年の「なぜ自分はこんなに生きにくいのか」に答えが出た安堵感。「ショックを受けた」:「自分はASDだったのか」という驚き。「混乱した」:今後どうすればいいか分からない感覚。「悲しかった」:何かを失ったような喪失感。これらは全て、自然な反応です。
「診断名をもらったとき、正直、泣いた。『やっぱりそうだったのか』という気持ちと、『これで自分の人生は変わってしまう』という怖さが混ざっていた。でも、診断から1年後の今は、ずっと楽に生きている」
30代・女性(ASD)
診断後にまずやること
ASDの診断後、すぐに動かなければならないことはほとんどありません。まずは次回の医療機関の予約を確認しておくことが最低限です。その後、余裕があれば次の順で進めていくことができます。自分の特性について知る:ASDとはどういうものかを、主治医や書籍・信頼できる情報で学ぶ。支援機関への相談:就労に困難があれば、就労支援機関への相談を検討する。障害者手帳の取得検討:手帳が必要かどうかは、今すぐ決める必要はない(主治医・支援者と相談)。
「診断名は道具」という考え方
ASDという診断名は、「あなたがどんな人間か」を定義するものではありません。「どんなサポートを活用できるか」「どんな環境が向いているか」を考えるための情報です。診断名は、あなたを縛るものではなく、あなたが生きやすくなるための道具として使うことができます。
診断直後は、焦らなくていいです。まず、ゆっくり自分のことを知ることから始めましょう。
よくある質問
Q. ASDの診断を受けたばかりで、どうすればいいか分かりません
焦らなくていいです。まず主治医と話すことから始めましょう。
Q. 診断後に職場に伝えるべきですか?
すぐに決める必要はありません。タイミングと伝え方を一緒に考えられます。
Q. ASDの診断を受けてから就労支援を使えますか?
診断後に就労支援の相談ができます。まず話を聞かせてください。