「どんな仕事を選べばいいか分からない」「自分に何が向いているか分からない」——就職活動で「軸」が定まらず、迷い続けている方は多くいます。この記事では、障害のある方が就職の軸を考えるための視点を整理します。
「軸がない」は当然のスタート地点
「就職の軸を決めろと言われても、分からない」——これは珍しいことではありません。特に障害のある方は、過去に仕事でうまくいかない経験を重ねてきた場合、「自分に何が合うのか」の感覚が持てなくなっていることがあります。しかし、軸は最初から「正解」として出てくるものではなく、経験と内省を積み重ねながら少しずつ形になるものです。
軸を決めるための自己分析の方法
- 過去の仕事・学校で「これは得意だった」「楽に感じた」を書き出す
- 「これは特に辛かった・苦手だった」を書き出す
- 体調・気力が安定しやすい時間帯・状況を把握する
- 「絶対に避けたい環境・条件」を明確にする(ex. 大人数・騒音・夜勤)
- 支援者と一緒に振り返り・整理する機会を持つ
「就職活動で何がやりたいか全く分からなかった。支援員と話しながら、自分が繰り返しの作業が得意で、騒音に弱いことが分かった。それを軸にしたら求人を絞りやすくなった。」
20代・男性(発達障害・就労移行支援利用中)
「好きなこと」より「無理なく続けられること」を軸にすることが、長く働くための基盤になります。
よくある質問
Q. 就職の軸が分からないまま就職してもいいですか?
軸がなくても就職できますが、早めに整理しておくとミスマッチが減ります。支援者と一緒に考えましょう。
Q. 発達障害で向いている仕事はありますか?
特性によって異なります。「自分の得意・苦手」を整理することが、向いている仕事を見つける近道です。
Q. 就職活動で自己分析ができません
支援者に話しながら整理することが助けになります。一人で完璧にやろうとしなくていいです。
Q. 好きな仕事と続けられる仕事、どちらを選ぶべきですか?
まず「続けられる仕事」を基盤に選ぶことをお勧めします。長く続くことで「好き」が育つこともあります。
Q. 就職の軸は一度決めたら変えられませんか?
変えていいです。働きながら軸を修正していくことは自然なプロセスです。