「友人と話しているとき、自分の障害のことがずっと頭にある。でも言えない」「みんなと同じように話しているようで、内側では全然違う世界にいる気がする」——障害を誰にも言えないことで感じる孤独は、じわじわと積み重なっていきます。
「言えない」には理由がある
友人に障害のことを言えない理由は、複数あることが多いです。「引かれそう」:障害と聞いた途端、態度が変わるかもという不安。「かわいそうと思われたくない」:同情の目で見られることへの抵抗。「説明が難しい」:障害がどういうものか、うまく言語化できない。「今の関係が変わってほしくない」:知ってしまうことで、友人関係が変わることへの恐れ。これらは全て、自然な感情です。
「職場では障害をオープンにしているけど、大学時代の友人には今でも言えていない。一緒に飲んでいるとき、『なんで仕事うまくいかないのかな』という話になるたびに、本当のことが言えなくてしんどい」
30代・女性(ADHD)
「言わない」は悪いことではない
友人に障害のことを言わないことは、悪いことでも嘘をつくことでもありません。「何を、誰に、どこまで話すか」は、本人が決めていいことです。すべての人間関係で開示する必要はありません。「信頼できる一人に話す」「職場では話すが友人には話さない」という選択も、十分に尊重される選択です。
孤独感を軽くするための方法
友人に言えない孤独感を軽くするためにできることがあります。「分かってくれる人」を一人作る:友人ではなく、支援者・カウンセラー・同じ障害を持つ当事者グループに話せる場を持つ。「全部話さなくてもいい」と決める:障害の全てを説明しなくても、「最近しんどい」と少しだけ打ち明けることはできる。「今の友人関係をそのまま大切にする」:障害を話さなくても、友人との関係は本物である。
「言えない」ことへの罪悪感は不要です。自分のペースで、話せると思える人に、話せると思えたときに話せばいいです。
よくある質問
Q. 友人に障害のことを言うべきか迷っています
「言う」か「言わない」は本人が決めることです。どちらを選んでも正解です。
Q. 障害を隠して友人と付き合うことに罪悪感があります
隠すことは嘘ではありません。何をどこまで話すかは、本人が決めていいことです。
Q. 孤独感を話せる場所が欲しいです
当事者グループ・支援者との対話など、分かってもらえる場を探すことができます。