気持ちの言語化 / 家族関係

障害のことで家族と関係が難しい——親・きょうだいとの付き合い方

mimemime 編集チーム2026年6月読了目安:15〜20分
生活のなかで休む人のイメージ、家族とのつながり

この記事の目次

  1. 家族が「理解できない」のはなぜか
  2. 家族への情報共有——どこから始めるか
  3. 「家族以外の支えを持つ」ことの重要性
「家族に障害のことを話しているけど、なかなか理解してもらえない」「サポートしてくれているのに、それが重荷に感じることがある」「働けないことを親に責められる気がして、家にいるのが辛い」——障害と家族の関係は、複雑です。

家族が「理解できない」のはなぜか

家族が障害を理解しにくい理由はいくつかあります。見えにくい障害の難しさ:精神障害・発達障害は外見では分からないため、「気持ちの問題」「怠け」と誤解されやすい。「心配」が「プレッシャー」に変わる:家族が本人を心配するあまり、「早く働いてほしい」という言葉が本人を追い詰める。家族自身の不安:「この子の将来はどうなるのか」という不安が、言動として出てしまう。

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精神的に追い詰められた人のイメージ
精神的に追い詰められた人のイメージ

「親は応援してくれているのに、『いつ働けるの』という言葉が毎回刺さった。親の焦りと自分の焦りがぶつかって、家が一番しんどい場所になっていた」

20代・男性(うつ・療養中)
家族関係の難しさのパターン「理解してもらえない」「甘え」「気持ちの問題」と言われる早く働いてほしいとプレッシャー障害を認めてもらえない→本人の孤立が深まる「支えてもらうことが辛い」親に負担をかけていると申し訳ない依存していることへの罪悪感対等な関係でいられない苦しさ→自立への焦りにつながる
家族との関係の難しさは、どちらが悪いわけではない場合が多い

家族への情報共有——どこから始めるか

家族に障害を理解してもらうためのアプローチとして、次のようなものがあります。主治医に同席してもらう:診察に家族を同席させ、医師から直接説明してもらう。書籍・資料を渡す:「家族のための〇〇(障害名)入門」のような書籍を紹介する。支援機関のパンフレットを見せる:就労支援の流れを家族に理解してもらう。

「家族以外の支えを持つ」ことの重要性

家族との関係がうまくいかない状況でも、支援者・当事者グループ・友人など、家族以外の「つながり」があることが、精神的な安定につながります。「家族だけが頼り」という状態は、家族への依存と同時に、家族関係のプレッシャーを過度に高めることがあります。

家族への期待と失望が繰り返されるとき、「家族以外のつながり」を作ることが、関係を楽にすることにつながる場合があります。

よくある質問

Q. 家族に障害を理解してもらえません
主治医から説明してもらう・書籍を渡すなどのアプローチがあります。
Q. 親のサポートが重荷に感じます
家族以外の支えを作ることで、依存関係を緩和できる場合があります。
Q. 障害について家族とどう話せばいいですか?
支援者と一緒に「家族への伝え方」を整理することができます。

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おのざる
おのざる(mimemime)
元介護福祉士。障がいのある方の「働く」に伴走する就労支援員。「答えを出すより、一緒に考える」が信条。