制度活用 / 就労形態の選択

福祉的就労と一般就労——どちらが自分に合っているか

mimemime 編集チーム2026年6月読了目安:15〜20分
障害年金や手当について調べる人のイメージ

この記事の目次

  1. 「福祉的就労」とは何か
  2. どちらを選ぶべきか——判断のポイント
  3. 「福祉から一般へ」移行する道もある
「就労継続支援と普通の会社で働くこと、何が違うんですか」「どちらを選べばいいのか迷っています」——障害のある方が働く選択肢として「福祉的就労」と「一般就労」があり、その違いを理解することが、自分に合った選択につながります。

「福祉的就労」とは何か

福祉的就労とは、障害福祉サービスの枠組みの中で働く形態のことです。具体的には「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」が代表的です。福祉サービスとして提供されるため、職員によるサポートが手厚く、体調に合わせた柔軟な対応が得やすいですが、収入は一般就労より低いことが多いです。

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制度・手続き書類のイメージ
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※以下は2026年時点の情報です。制度の詳細は市区町村・事業所にご確認ください。
福祉的就労と一般就労の比較福祉的就労(A型・B型)・福祉サービスとして提供・職員のサポートが手厚い・体調に合わせた柔軟な対応・収入は低めが多い→安定性・サポート重視一般就労(障害者雇用含む)・企業と雇用契約を結ぶ・最低賃金以上の収入・合理的配慮は会社次第・要求される能力・安定性が高め→収入・キャリア重視
どちらが「良い」ではなく、今の状態・目標に合っているかで選ぶ

どちらを選ぶべきか——判断のポイント

福祉的就労が向いている可能性が高い方:体調の波が大きく、安定した出勤が難しい状態。就労の場に慣れることが今の目標。まず「働くこと」を経験したい。一方、一般就労(障害者雇用)が向いている可能性が高い方:週4〜5日、安定した出勤ができそう。収入を一定程度確保したい。職種・キャリアに希望がある。ただし、これは目安であり、実際は就労支援の専門家と一緒に判断することが重要です。

「福祉から一般へ」移行する道もある

福祉的就労を経て、一般就労に移行する方もいます。就労継続支援を利用しながらスキルと体調の安定を積み、就労移行支援を経て一般就労へ——という流れが一つの選択肢です。最初から「一般就労しかダメ」と思わず、今の状態に合った入り口から始めることが、長く続けるためのコツです。

福祉的就労は「一般就労になれなかった人の場所」ではありません。今の自分に合った選択肢の一つです。

よくある質問

Q. 福祉的就労と一般就労、どちらを選べばいいですか?
今の体調・目標・収入の必要性などから一緒に整理しましょう。
Q. 就労継続支援から一般就労に移れますか?
可能です。就労移行支援を経て移行するルートがあります。
Q. 福祉的就労だと収入が少なくて生活できませんか?
障害年金・各種支援との組み合わせが必要です。事前に整理しましょう。

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おのざる
おのざる(mimemime)
元介護福祉士。障がいのある方の「働く」に伴走する就労支援員。「答えを出すより、一緒に考える」が信条。