就労定着 / 就職後のリアル

就職後の最初の1年——新しい職場でのリアルと、乗り越えるための準備

mimemime 編集チーム2026年6月読了目安:15〜20分
仕事のメモを取る人のイメージ、転職活動・就活

この記事の目次

  1. 就職後1年間に起きやすいこと
  2. 就労定着支援の活用
  3. 最初の1年間を乗り越えるための心構え
「やっと就職できた。嬉しい半面、続けられるか不安でたまらない」「入社してみたら、思っていた職場と全然違う」「半年で辞めてしまった。また就活しなければ」——就職はゴールではなく、「長く続けること」が本当の意味でのゴールです。最初の1年間は特に多くのことが起きます。

就職後1年間に起きやすいこと

就職後、特に最初の3〜6ヶ月間は、多くの変化に体が追いつくことが難しい時期です。よくあることとして、疲労の蓄積:環境の変化・緊張が続くことで、想定以上に消耗する。ルーティンの変化:生活リズムが変わり、体調を崩しやすくなる。対人関係のストレス:新しい人間関係に慣れるまでに時間がかかる。業務の理解不足:最初は分からないことが多く、不安になる——が挙げられます。これらは「失敗」ではなく、多くの人が経験する「慣れの期間」の症状です。

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デスクで考え込む人のイメージ、就労支援
デスクで考え込む人のイメージ、就労支援
就職後1年間の「波」のイメージ入社直後緊張・気力高め慣れない環境→消耗しやすい時期3〜6ヶ月疲れがピーク体調崩しやすい→離職リスクが高い時期6ヶ月〜少しずつ慣れルーティン安定→定着のターニングポイント1年〜環境に慣れる信頼関係ができてくる→「続けられる」実感が生まれる
就職後3〜6ヶ月が最も離職リスクが高い。この時期を乗り越えることが鍵

就労定着支援の活用

就労移行支援を経て就職した場合、就職後6ヶ月間は就労移行支援の「就労定着支援」として引き続きサポートを受けられる場合があります(2026年時点)。その後は「就労定着支援」事業所のサービスを利用することで、3年間のフォローを受けることができます。「辛いことが起きたとき、すぐに相談できる窓口がある」という安心感だけで、続けられるケースも多いです。

※就労定着支援の利用条件・期間は事業所や自治体によって異なります(2026年時点の情報に基づきます)。

最初の1年間を乗り越えるための心構え

「完璧にやらなければ」と思わないことが大切です。最初の1年間は「覚えること」「慣れること」で精一杯であるのが正常な状態です。分からないことを聞ける関係を一人でも職場に作ること、定期的に支援者に報告すること——この二つだけで、多くの危機を早期に対処することができます。

「入社3ヶ月が一番しんどかった。毎週支援員に報告していたことで、なんとか乗り越えられた。今は1年半経って、ようやく『この職場、悪くない』と思えるようになってきた」

20代・女性(うつ・ADHD)
就職は「ゴール」ではなく「スタート」です。最初の1年間は特に、一人で抱えず支援者と一緒に乗り越えましょう。

よくある質問

Q. 就職後、思ったより辛いです
最初の3〜6ヶ月は多くの方が辛いと感じます。就労定着支援などの継続的なサポートを使いましょう。
Q. 就職後もサポートを受けられますか?
就労定着支援として、就職後最大3年間のフォローを受けられる制度があります。
Q. 就職後3ヶ月で辞めてしまいました
一度辞めても、再スタートできます。次に向けて一緒に考えましょう。

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おのざる
おのざる(mimemime)
元介護福祉士。障がいのある方の「働く」に伴走する就労支援員。「答えを出すより、一緒に考える」が信条。