就労スタイル / 在宅ワーク

在宅ワークで孤独がつらい——つながりを保ちながら働く方法

おのざる(mimemime)2026年6月読了目安:15〜20分
ゆっくり考える人のイメージ、就労・生活コラム

目次

  1. 在宅ワークと孤独——何が起きているのか
  2. 孤独感が悪化するサインと早期対処
  3. 在宅ワークでつながりを保つための工夫
  4. 障がいのある方と在宅ワーク——メリット・デメリットを整理する
「在宅ワークになってから、誰とも話さない日が続いている」「画面の前でひとりで仕事をしていると、自分がどこにいるのか分からなくなる」——在宅ワークの普及とともに、孤独感・孤立感を訴える声は増えています。障がいのある方にとっては、職場というコミュニティからの分断が、症状の悪化につながることもあります。この記事では、在宅ワークでの孤独の問題と、つながりを保ちながら働くための方法を考えます。

在宅ワークと孤独——何が起きているのか

職場への通勤には、毎日誰かと顔を合わせる・挨拶を交わす・軽い雑談をするという「自然な社会的接触」が含まれていました。在宅ワークはこの接触をゼロにします。仕事の効率という点では、在宅の方が良い面もありますが、精神的な健康という観点では、孤立のリスクがあります。

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デスクで考え込む人のイメージ、就労支援
デスクで考え込む人のイメージ、就労支援

特にうつ・双極性障害・不安症などの精神障害のある方にとって、社会的なつながりは症状を安定させる重要な要素です。「誰とも話さない日が続く」「外に出る理由がなくなった」という状態は、症状の悪化につながることがあります。

在宅ワークでの孤独——つながりの比較 通勤あり・職場勤務 自然な接触・挨拶・雑談がある 在宅ワーク 画面だけが 対話相手 社会的接触がゼロになりやすい
在宅ワークは「自然な接触」を取り除く——意識的につながりを作る必要がある

孤独感が悪化するサインと早期対処

在宅ワーク中の孤独感が問題のレベルになっているサインとして、「1日誰とも話さなかった日が週3日以上続く」「画面を通じたコミュニケーションも億劫になってきた」「気分が落ち込む日が増えた」「食事・睡眠が乱れてきた」などがあります。

こういったサインが出たら、「自然につながりが生まれる場」に意識的に参加することが助けになります。就労支援機関の利用・オンライングループへの参加・定期的な対面の機会作りなど、個人の状況に応じた方法があります。

在宅ワークでつながりを保つための工夫

「在宅勤務に変わってから、症状が悪化した。最初は楽だと思ったのに、2ヶ月くらいで孤独感が我慢できないくらいになった。就労支援に週2回通うことにしたら、だいぶ安定した。『誰かがいる場所』って大事だと改めて分かった。」

30代・女性(双極性障害)

障がいのある方と在宅ワーク——メリット・デメリットを整理する

在宅ワークには、通勤疲労がない・自分のペースで体調管理できる・感覚過敏の影響を受けにくいという面があり、障がいのある方にとってメリットになることもあります。一方で、孤立・生活リズムの乱れ・サポートが受けにくいという課題もあります。「在宅かどうか」より「在宅を活かしながらどうつながりを確保するか」を設計することが重要です。

在宅ワークでも、あなたは一人じゃありません。つながりを一緒に作りましょう。

よくある質問

Q. 在宅ワーク中の孤独感を和らげる方法はありますか?
週1回以上の対面の機会を作ること、就労定着支援を活用することなどが有効です。
Q. 障がいがあっても在宅ワークはできますか?
はい。ただし孤立・生活リズムの乱れへの対策が必要です。
Q. 在宅勤務になってから症状が悪化した気がします
つながりの減少が影響している可能性があります。支援者に相談することをお勧めします。
Q. 在宅ワークと通勤ありでは、どちらが障がいのある人に向いていますか?
一概には言えません。特性・症状・生活環境によって異なります。
Q. 就労定着支援は在宅勤務中も使えますか?
はい。オンライン面談にも対応している機関が多くあります。

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おのざる
おのざる(mimemime)
就労支援員として障がいのある方の「働く」に伴走してきた経験をもとに、一人ひとりに向き合う支援を届けています。