就労移行支援とは——一言で言うと
就労移行支援は、障がいのある方が一般就労(企業への就職)に向けた準備・訓練をするための障害福祉サービスです。「就労支援機関に通いながら、働くための準備をする」というイメージです。訓練・スキル習得・就職活動サポート・職場実習などを通じて、就職後に長く続けられる状態を作ることを目標にしています。
利用期間は原則2年間(延長が認められる場合あり)で、原則として費用は無料(所得に応じて自己負担がある場合あり)です(2026年時点)。
利用できる条件——誰が対象か
就労移行支援を利用できる方の主な条件は、原則として18〜65歳未満で、障がい(身体・知的・精神・発達障害など)があり、一般就労を希望している方です。「障がい者手帳がないと利用できない」と思っている方もいますが、手帳がなくても医師の診断書などで利用できる場合があります(2026年時点、自治体によって異なります)。
まず市区町村の障害福祉担当窓口か、利用を希望する就労移行支援事業所に相談することで、「自分が利用できるか」を確認することができます。
就労移行支援でできること・できないこと
- できること:職業訓練(ビジネスマナー・PC・コミュニケーション等)、就職活動のサポート(履歴書作成・面接練習)、職場実習、就職後の定着支援
- できないこと:就労収入の代替(通所中は基本的に賃金は発生しない。一部工賃が出る場合あり)、特定の職場への就職を保証する、利用者全員が希望通りの職場に就けることを約束する
「就労移行支援に通えば確実に就職できる」ではなく、「就職に向けた準備をする場所」というイメージが正確です。
「最初は就労移行支援がどんなところか全然分からなくて、不安だった。見学してみたら、思ってたより普通の場所だった。スタッフの人が親切で、自分のペースで通えると聞いて安心した。今は週3日通っていて、少しずつ慣れてきた。」
就労移行支援を選ぶときのポイント
就労移行支援事業所は全国に多数あり、特性・サービス・雰囲気が異なります。選ぶ際には、「支援実績(就職率・定着率)」「対応できる障がいの種類・特性」「通所しやすい場所か」「スタッフの雰囲気が合うか」「見学・体験利用ができるか」などを確認することをお勧めします。1箇所だけでなく、複数を見学・比較することも有益です。
- 就労移行支援は就職準備のための障害福祉サービス
- 手帳がなくても利用できる場合がある
- 期間は原則2年、費用は原則無料(所得による)
- 複数の事業所を見学・比較してから選ぶ